Helium 10は、Amazonなどで物販をする出品者向けのツール群です。商品リサーチ、キーワード調査、出品ページの作成支援、広告運用、在庫管理、損益レポートを1つのアカウントで扱えます。この記事は、Amazon.co.jpで商品を販売している人、これから販売を始める人向けです。主なツールの役割とプランの選び方、登録して使い始めるまでの流れを、公式サイトの情報をもとにまとめます。
結論:Helium 10はこんな人におすすめ
Helium 10は、Amazonで売る商品の選び方や広告運用を、データを見ながら判断したい人に向いています。売上がまだ小さい段階では、有料プランの費用が重く感じられる場合があります。
向いている人
- Amazonで売れている商品や、競合が使っているキーワードを調べたい人
- 出品ページの改善や広告運用を、勘ではなくデータで進めたい人
- 在庫や損益の管理まで1つのツールでまとめたい人
向いていない人
- Amazonでの販売をまだ始めておらず、試しに少し調べたいだけの人(まずは無料プランで十分です)
- 英語のヘルプや米ドル建ての支払いに抵抗がある人
- 日本のAmazonで全機能が使えることを前提にしたい人(日本で使える機能の範囲は公式に明示されていません)
Helium 10とは
Helium 10は、Amazon(FBAとFBM)、Walmart、TikTok Shopの出品者向けのツールです。FBAはAmazonの倉庫から発送する方式、FBMは出品者が自分で発送する方式です。公式サイトで紹介されている主なツールは次のとおりです。
分野 | ツール | できること |
|---|---|---|
商品リサーチ | Chrome拡張機能、Xray | Amazonの商品ページ上で需要や売上、競合のデータを見る |
商品リサーチ | Black Box | 利益が見込めそうな商品を探す |
キーワード調査 | Cerebro | 競合商品が使っているキーワードを調べる |
キーワード調査 | Magnet | 出品ページや広告に使うキーワードを探す |
出品ページ | Listing Builder | AIで出品ページを作る |
運用 | Profits、在庫管理 | 損益の把握と在庫の予測 |
広告 | Helium 10 Ads | 広告キャンペーンの自動化と最適化 |
ほかに、AIに商品や競合のことを質問できるHelium Agentもあります。
料金プランと選び方
料金ページは日本語で表示されますが、価格は米ドル建てで、税金はチェックアウト時に加算されます。
プラン | 料金 | 主な内容 |
|---|---|---|
Free | 無料 | Chrome拡張機能などを機能制限付きで使える |
Platinum | 月額 $99(年払い・初回 $1,188・月払いなら月額 $129) | 商品・キーワードリサーチ、基本的なパフォーマンス追跡。3マーケット、キーワード検索は月100回 |
Diamond | 月額 $279(年払い・初回 $3,348・月払いなら月額 $359) | Platinumに加え、AIエージェント、AI出品ページ作成、広告自動化、在庫管理、損益レポート。5マーケット |
月払いと年払いがあり、どちらも自動更新です。年払いのほうが月あたりは安くなります。
販売の段階に合わせた選び方
- これから出品する商品を探す段階:Freeで、Chrome拡張機能を使ってAmazonの商品ページのデータを見てみます。
- 出品していて、キーワードと商品選びを本格的に調べたい:Platinumが候補です。Amazon.co.jpに加えて海外のAmazonも見る場合、使えるマーケットの数も確認しましょう。
- 広告運用と在庫・損益管理までまとめたい:Diamondが候補です。
始め方(登録からChrome拡張機能を使うまで)
Helium 10の公式ナレッジベースは今回アクセスできなかったため、日本語の公式サイトで確認できた範囲で流れを説明します。
- 日本語の公式サイトで「登録する」または「スタート」をクリックし、料金ページを開きます。
- Freeまたは有料プランを選んで、アカウントを作ります。
- Chrome拡張機能のページで「ダウンロード」をクリックし、ChromeウェブストアからHelium 10の拡張機能を追加します。
- Amazonの商品ページを開くと、拡張機能で需要、売上、収益性、競合のデータを確認できます。
- 自分の販売データを見るには、Helium 10にAmazonのアカウント(トークン)を接続します。公式サイトによると、無料登録の段階でもアカウントの画面を確認でき、トークンをつなぐと自社のビジネスデータを見られます。
Amazon.co.jpで使うときの注意点
公式ブログ(2025年4月更新)では、Helium 10のツールの中核機能が使えるマーケットとして日本が挙げられています。ただし、どのツールが日本で使えるかは個別に書かれていません。日本語の公式サイトのマーケットプレイスのページにも、Amazon.co.jpについての記載はありませんでした。
公式ヘルプでは、主要なツールがAmazon.co.jpに対応しています。ただし在庫管理(Inventory Manager)や出品ページ作成(Listing Builder)は日本に対応していません。Amazon.co.jpで使うなら、まずFreeプランで、日本のAmazonの商品ページやキーワードで目的のデータが出るかを確かめてから、有料プランを選ぶと安全です。キーワード調査では、日本語のキーワードで十分な結果が出るかも確認しましょう。
日本語で使うときのポイント
日本語の公式サイトと料金ページがあり、ツールの紹介や料金は日本語で読めます。一方、ヘルプセンター(ナレッジベース)は英語が中心です。日本語で問い合わせできるかは確認できませんでした。
料金は米ドル建てで、税金はチェックアウト時に加算されます。日本円での請求額は、カード会社の為替レートと手数料で変わります。使える支払い方法の一覧は今回確認できていません。ドル建てサービスの支払いの注意点は、海外サブスクの支払い・解約ガイドも参考にしてください。
解約・返金の方法
料金ページによると、月払いプランは長期契約がなく、いつでも解約できます。更新日より前に解約すれば、次回以降の請求は止まります。
具体的な解約の画面手順と返金の条件は、今回確認できませんでした。公式ナレッジベースの「Account and billing」の項目か、カスタマーサポートで確認してください。年払いプランは一括請求なので、申し込む前に返金の扱いを確認しておくと安心です。
Helium 10と似たツール
同じSEO・集客分析のカテゴリには、次のツールがあります。
- Semrush:Webサイトのキーワード調査、順位トラッキング、競合分析を行うSEOツール。Amazonではなく、自社サイトやブログの集客を分析したい人向けです。使い方はSemrushの使い方で解説しています。
Helium 10の料金・良い点・注意点の一覧は、Helium 10のツールページにまとめています。
よくある質問
Amazonで出品していなくても使えますか?
Chrome拡張機能を入れれば、Amazonの商品ページ上でデータを見られます。自分の販売データの分析や広告、在庫の管理を使うには、Amazonのアカウントを接続する必要があります。
1つのアカウントで日本と米国のAmazonを両方見られますか?
プランによって使えるマーケットの数が決まっています。料金ページによると、Platinumは3マーケット、Diamondは5マーケットです。
社員や外注先と共有できますか?
できます。料金ページによると、Platinumは追加ユーザー1人、Diamondは5人まで使えます。
まとめ
Helium 10は、Amazonでの商品選び、キーワード調査、出品ページと広告の改善をまとめて行える出品者向けツールです。Amazon.co.jpで使う場合は、日本で使える機能の範囲が公式に細かく示されていないため、まずFreeプランとChrome拡張機能で手元の商品を調べてみましょう。必要なデータが出ることを確かめてから、PlatinumかDiamondを選ぶのが確実です。