HeyGenは、入力した台本をAIアバターが話す動画にできる動画作成ツールです。撮影や顔出しをせずに、解説動画や研修動画、多言語向けの動画を作りたい人に向いています。この記事では、登録から最初の動画を書き出すまでの手順と、料金プランの選び方、日本語で使うときの注意点を、公式ヘルプをもとに整理します。
結論:HeyGenはこんな人におすすめ
HeyGenは、カメラの前に立たずに「人が話す動画」を作りたい人に向いています。本格的に使うなら、クレジットで動画を作る有料プランが前提です。
向いている人
- 顔出しや撮影なしで、解説動画や研修動画を作りたい人
- 自分の動画を英語など別の言語に翻訳し、口の動きも合わせたい人
- 自分の姿と声を再現したアバターで、動画を量産したい人
向いていない人
- 透かしなしの動画を無料で作りたい人(無料プランは透かし入り)
- 日本語の画面や日本語サポートを重視する人(公式ページで確認できませんでした)
- 本人の同意なしに、他人の顔や声でアバターを作りたい人(同意の動画が必要です)
HeyGenとは
HeyGenは、テキストからAIアバターが話す動画を作れるWebサービスです。500以上のストックアバターと1,000以上のAI音声から選べ、自分の姿と声を再現した「カスタムアバター」も作れます。
主な使い方は次の3つです。
- アバター動画の作成:台本を入力すると、選んだアバターがその内容を話す動画になります。
- 動画翻訳:自分の動画を、日本語を含む175以上の言語・方言に翻訳します。音声だけの翻訳と、口の動きを合わせるリップシンクのどちらにも対応します。
- カスタムアバター(Digital Twin):自分を撮影した映像から、自分そっくりのアバターを作ります。
編集画面の「AI Studio」では、背景画像や音楽、文字、単語に合わせて表示される字幕なども追加できます。
料金プランと選び方
まず無料プランで画面とアバターの質を確かめ、透かしなしで書き出したいならCreator、4Kや翻訳の台本編集が必要ならProを選びます。
プラン | 料金 | 主な内容 |
|---|---|---|
Free | 無料 | 月3本・各1分までの透かし入り動画、カスタムアバター1体 |
Creator | 月額 $24(年払い・初回 $288・月払いなら月額 $29) | 月600クレジット、最大30分、1080p書き出し |
Pro | 月額 $49 | 月1,000クレジット〜、4K書き出し、翻訳の台本編集 |
料金は米ドル建てで、Creatorは年払いにすると割安になります。
クレジットの減り方を知っておく
有料プランでは、動画の長さと機能に応じてクレジットが減ります。ヘルプに書かれている1分あたりの消費量は次のとおりです。
機能 | 1分あたりのクレジット |
|---|---|
Avatar III | 4(動画のLook)/7(写真のLook) |
Avatar IV | 31(動画のLook)/16(写真のLook) |
Avatar V | 48 |
動画翻訳(リップシンクなし) | 4 |
動画翻訳(リップシンクあり) | 6(Speed)/10(Precision) |
新しいアバターモデルほど、1分あたりの消費が多くなります。月に作る動画の長さと使うモデルから、必要なクレジットを見積もってプランを選んでください。
なお、ヘルプでは無料アカウントはクレジットを使わず、地域によって1〜3本の動画を無料で作れると説明しています。料金ページの「月3本」と表記が異なるため、登録後の画面で確認してください。
始め方(登録から最初の動画まで)
公式ヘルプで確認できた手順は次のとおりです。画面の文言は英語のまま示します。
最初の動画を作る
- 公式サイトでアカウントを作り、ログインします。
- 左のメニューで「Create」を押し、「Create a Video」を選びます。
- 横長の「Landscape」か、縦長の「Portrait」を選びます。ショート動画なら縦長です。
- 「Create in AI Studio」を選びます。ヘルプでは、最初の動画にはこの方法がすすめられています。
- 右側の「Avatar」パネルで、使うアバターを選びます。
- 「Script」パネルに、アバターに話させる台本を入力します。声の種類やアクセント、話す速さもここで設定します。1つの台本は2,000文字以内にします。
- 「▶︎」ボタンで、台本の読み上げを確認します。
- 場面を増やすときは、台本の下の「+ Scene」を押します。複数の場面がある場合は、声の設定で「Apply to all scenes」を押すと、全場面に同じ声を使えます。
- 動画を送信(Submit)して、最終的な動画を作ります。編集中はアバターの完全なプレビューが見られないため、送信して生成する仕組みです。
動画を書き出す
- 「Projects」タブを開きます。
- 動画の右上の「...」を押し、「Download」を選びます。
- 「Advance Settings」で、720p・1080p・4Kから画質を選べます(4Kはプランによります)。
動画を開いた画面からは、音声だけや、字幕ファイル(SRT)だけをダウンロードすることもできます。
自分のアバターを作るときは同意の動画が必要
カスタムアバターを作るときは、撮影した映像に加えて、本人が同意を示す短い動画を提出します。画面に表示される文章をそのまま読み上げる形式で、30秒未満の動画が求められます。
日本語で使うときのポイント
HeyGenは、日本語の台本でアバター動画を作ることも、動画を日本語に翻訳することもできます。ヘルプでは、台本はどの言語でも入力できると説明しています。
- 画面とサポート:日本語の画面や日本語サポートの有無は、公式ページで確認できませんでした。画面の文言は英語のまま覚えておくと、ヘルプと照らし合わせやすくなります。
- 声の選び方:「Script」パネルで声のアクセントやトーンを選べます。日本語の台本を入力したら、まず「▶︎」で読み上げを確認してください。
- 動画翻訳:日本語は、音声のみの翻訳とリップシンクのどちらにも対応します。
支払いはドル建て
料金は米ドル建てです。ヘルプによると、支払いにはクレジットカード、デビットカード、PayPal(一部の国)などが使えます。円での請求額は、為替レートやカード会社の手数料で変わります。ドル払いの注意点は海外サブスクの支払い・解約ガイドを参照してください。
解約・返金の方法
解約はWebの設定画面から自分でできます。今の請求期間が終わるまでは、有料プランの機能を使えます。
- 左下のイニシャルかプロフィール画像を押し、「Settings」を開きます。
- 左のメニューで「Plan & Billing」を選びます。
- 「Manage Billing」の横の矢印を押します。
- 「Cancel Plan」を選び、アンケートに答えて確定します。
解約して無料プランに戻ると、残りのクレジットは失効します。年払いでも、使っていない月の日割り返金はありません。作った動画は「Projects」に残ります。iPhoneやAndroidのアプリ内で購入した場合は、App StoreやGoogle Playのサブスクリプション画面から解約します。
返金について、ヘルプでは原則として返金しないとしたうえで、条件によっては個別に審査すると説明しています。HeyGenで直接購入した場合、申請はライブチャットかメール(support@heygen.com)で行います。
HeyGenと似たツール
AIアバターではなく、自分で撮った動画に字幕や効果を付けたいならSubmagic、長い動画からショート動画を切り出したいならVizardやOpusClipが候補です。これらはショート動画AI比較で比べています。
ナレーション音声だけが必要な場合は、AI音声ツールのElevenLabsも選択肢になります。
よくある質問
家族や同僚をアバターにすることはできますか?
本人の同意があればできます。アバターにする本人が、自分で同意の動画を撮影して提出する必要があります。本人がその場にいなくても、スマートフォンから提出できるとヘルプに書かれています。
使い切れなかったクレジットは繰り越せますか?
月払いでは、有料プランを続けていれば、次の請求期間まで繰り越せます。年払いでは、毎月付与されるクレジットが更新日までたまります。どちらも、無料プランに戻ると失効します。
解約せずに一時的に止められますか?
Webでは「Pause Plan」で、次の請求を1請求期間ぶん遅らせられます。ただし、停止中は無料プランになり、残りのクレジットは失効します。停止期間が終わると自動で再開し、請求されます。
まとめ
HeyGenは、撮影なしでAIアバターが話す動画を作れるツールです。無料プランで操作とアバターの質を確かめ、透かしなしで書き出すならCreator、4Kや翻訳の台本編集が必要ならProを選びます。
- まず試したい:Free(透かし入り、各1分まで)
- 解説動画を定期的に作りたい:Creator
- 4Kや多言語化を本格的に使いたい:Pro
自分以外の人をアバターにするときは、必ず本人の同意を得てから作ってください。