Proton Mailは、スイスのProtonが提供する暗号化メールサービスです。ゼロアクセス暗号化(運営側もメールの中身を読めない仕組み)でメールを保護し、無料プランから使えます。料金は日本円で表示され、画面も日本語に対応しています。この記事では、無料アドレスの作り方から、有料プランの選び方、解約の手順までを公式ヘルプをもとに説明します。
結論:Proton Mailはこんな人におすすめ
プライバシーを重視したメールを、無料から始めたい人に向いています。
向いている人
- 広告やデータ利用のないメールアドレスがほしい人
- まず無料で試し、必要になったら有料にしたい人
- VPNやパスワード管理など、Protonの各サービスをまとめて使いたい人
向いていない人
- 無料のままGmailアプリなど外部のメールソフトで読みたい人(IMAP/SMTP連携は有料のみ)
- 大容量の添付ファイルを無料で多くやり取りしたい人(無料は最大1GB)
Proton Mailとは
Proton Mailは、Web・iOS・Androidに加え、Windows・Mac・Linuxのデスクトップアプリで使えるメールサービスです。料金ページによると、プランごとの主な違いは次のとおりです。
- Proton Free:メールアドレス1件、ストレージ最大1GB、1日150通まで
- Mail Plus:ストレージ15GB、アドレス10件、独自ドメイン1個、IMAP/SMTP対応
- Proton Unlimited:ストレージ500GB、アドレス15件、独自ドメイン3個、hide-my-emailエイリアス(使い捨てアドレス)無制限、Proton VPN・Proton Passの有料機能込み
- Proton Family:最大6名、合計3TB、すべてのProtonアプリを利用可能
デスクトップアプリは、無料プランでは体験版の扱いです。
料金プランと選び方
プラン | 料金 | 向いている人 |
|---|---|---|
Proton Free | 無料 | まず試したい人 |
Mail Plus | 月額 ¥499(年払い・初回 ¥5,988・月払いなら月額 ¥624) | メール中心に使う人 |
Proton Unlimited | 月額 ¥1,249(年払い・初回 ¥14,988・月払いなら月額 ¥1,624) | VPNやパスワード管理もまとめたい人 |
Proton Family | 月額 ¥2,999(年払い・初回 ¥35,988・月払いなら月額 ¥3,749) | 家族でまとめて使いたい人 |
Mail Plusの更新後の料金は¥5,988/年です。12か月プランは一括払いで、以後12か月ごとに自動更新されます。1か月プランもあります。
選び方の目安は次のとおりです。
- 独自ドメインやメールソフト連携が必要:Mail Plus以上を選びます。
- Proton VPNやProton Passも使う予定:Proton Unlimitedのほうがまとまります。
- 家族のアカウントも用意したい:Proton Familyが候補です。
始め方(無料アドレスの作成から受信トレイまで)
公式ヘルプで確認できた、Webで無料アドレスを作る手順です。
- 登録ページ(account.proton.me/signup)を開き、「Free」プランを選びます。
- ユーザー名とパスワードを入力します。アドレスは初期設定で「@proton.me」です。「@protonmail.com」にしたい場合は、横の矢印から切り替えます。
- 「Start using Proton Mail now」をクリックします。人間であることの確認を求められる場合があります。
- リカバリーキットをダウンロードし、確認のチェックを入れて「Continue」を選びます。
- 表示名を入力して「Continue」をクリックします。
- 使うサービスを選ぶ画面で「Mail」をクリックすると、受信トレイが開きます。
4のリカバリーキットは必ず保存してください。公式ヘルプでは、パスワードを忘れたときにリカバリーフレーズがないとアカウントに戻れないと説明されています。
日本語で使うときのポイント
料金ページとiOSアプリは日本語に対応しています。日本語での問い合わせに対応しているかは、公式ページで明示されていません。
公式ヘルプによると、日本ではカード、PayPal、Apple Pay、Google Payで日本円の支払いができます。そのほか、ビットコイン、現金(米ドル・ユーロ・スイスフラン)、銀行振込(同じく3通貨)にも対応します。ビットコインは最初の登録時には選べず、無料アカウントを作ってから設定画面でアップグレードするときに使います。現金と銀行振込で払った場合は、返金を受けられないと書かれています。
解約・返金の方法
有料プランを解約する
- account.proton.me にサインインし、いずれかのProtonサービスを開きます。
- 歯車アイコンの「Settings」から「All settings」→「Subscription」に進みます。
- 下にある「Cancel subscription」で「Continue」をクリックします。
- もう一度「Cancel subscription」をクリックして確定します。
公式ヘルプによると、解約しても今の請求期間の終わりまでは有料プランのまま使え、その後は更新されずに無料プランに切り替わります。無料プランの上限(1GB)を超えるデータがあると、容量を空けるまで新しいメールを送受信できなくなります。未払いの請求があるとプランを変更できない点にも注意してください。
返金
料金ページでは返金保証(30日間返金保証(初回購入のみ・1ユーザー1回まで。現金・銀行振込での支払いと他社経由の購入は対象外))が案内されています。申請方法は公式ヘルプのページで確認できなかったため、サポートに問い合わせてください。
アカウントを削除する
- 「Settings」→「All settings」→「Account and password」を開きます。
- 「Delete account」で「Delete your account」をクリックします。
- 理由を選んで「Continue」、警告を読んで確認のチェックを入れ、「Delete account」をクリックします。
削除はWebかデスクトップアプリからだけ行えます。すべてのProtonサービスが使えなくなり、同じユーザー名は再利用できません。
Proton Mailと似たツール
- AdGuard:アプリ内広告やトラッカーをブロックする広告ブロッカー
- Proton Pass:同じProtonのパスワードマネージャー
- Proton VPN:同じProtonのVPN。無料プランがある
Proton VPNの詳しい解説はProton VPNの評判、パスワード管理アプリの比較はパスワード管理アプリおすすめ比較にまとめています。
よくある質問
Proton以外のメールアドレスでも登録できますか?
公式ヘルプでは、GmailやOutlookなど他社のメールアドレスでProtonアカウントを作り、あとからProton Mailのアドレスを追加する方法も案内されています。
有料プランから別の有料プランに変えるとどうなりますか?
公式ヘルプによると、別の有料プランへの変更はすぐ反映されます。使わなかった期間の分はクレジットとして、次回以降の支払いに自動で充てられます。
アドレスを@protonmail.comにできますか?
登録時に、ユーザー名の横の矢印から「@protonmail.com」を選べます。
まとめ
Proton Mailは、無料プランから暗号化メールを使え、日本円・日本語で手続きできるメールサービスです。まずはProton Freeで試し、独自ドメインやメールソフト連携が必要ならMail Plus、Protonの他サービスもまとめるならProton Unlimitedが候補です。登録時のリカバリーキットは必ず保存しておきましょう。
この記事で紹介したツール
Proton Mail
エンドツーエンド暗号化のスイス発メール
- 評価
- 料金
- 月額 ¥499〜無料プランあり
- 日本語
- 対応