この記事は、テキストや画像から短い動画を作れるAI動画生成ツールを比べたい人に向けた比較です。AI動画生成は、文章(プロンプト)や1枚の画像をもとに、AIが数秒〜数十秒の映像を作る仕組みです。Kling AI、Hailuo AI、PixVerseの3つを、無料で使える範囲、クレジットの仕組み、画質と使えるモデル、日本語対応、返金条件の観点で比べます。
結論:目的別のおすすめ
先に結論です。目的ごとに次のように選ぶと迷いにくくなります。
- 画質を重視したい:Kling AI
- Veo・Soraなど複数のモデルを1つのサービスで使い分けたい:Hailuo AI
- 無料枠で毎日少しずつ試したい:PixVerse
- アプリを日本語表示で使いたい:iOSアプリが日本語に対応しているKling AI
比較表
選び方に関わる項目をまとめました。「要確認」は、公式情報で確認できなかった項目です。
項目 | Kling AI | Hailuo AI | PixVerse |
|---|---|---|---|
無料プラン | あり(クレジット数は要確認) | あり(一度限りのトライアルクレジット) | あり(初回60+毎日30クレジット) |
有料の最安 | 月額 $6.60〜(Standard・年払い) | 月額 $8.40〜(Standard・年払い) | 月額 $8〜(Standard・年払い) |
最安プランのクレジット | 月660 | 月1,000 | 30日ごとに1,200+毎日60 |
画質 | 有料プランで1080p・4K | 要確認 | Standardは最大720p、Pro以上は最大4K |
主なモデル | Kling 4.0、Kling 3.0 Omni | MiniMax H3、Hailuo、Veo 3.1、Sora 2 | 要確認 |
日本語 | iOSアプリが日本語表示 | 要確認 | 要確認 |
アプリ | Web・iOS | Web・iOS・Android | Web・iOS・Android |
料金の通貨 | 米ドル | 米ドル | 米ドル |
クレジット(生成に使うポイント)の消費量はサービスやモデル、解像度によって違います。数字が大きいほうが多く作れるとは限らないので、目安として見てください。
選び方のポイント
AI動画生成ツールで日本の個人ユーザーが確認したいのは、無料で試せる範囲、クレジットの仕組み、日本語と支払い、解約と返金の4点です。
無料プラン:毎日もらえるか、一度きりか
3つとも無料プランがありますが、もらえるクレジットの形が違います。PixVerseは初回に60クレジット、その後も毎日30クレジットが付与されます。少しずつ試したい人に向いています。
Hailuo AIの無料プランは、一度限りのトライアルクレジットで、使えるのはHailuoモデルのみです。毎月の無料付与は料金ページに記載がありません。Kling AIにも無料のBasicプランがありますが、付与されるクレジット数は料金ページで確認できませんでした。
クレジット:失効のタイミングを知っておく
有料プランは、毎月決まった量のクレジットが付与される仕組みです。PixVerseの有料プランは、30日ごとのクレジットに加えて毎日60クレジットももらえます。ただし毎日のクレジットはUTC0時(日本時間の午前9時)に更新され、当日中に使わないと失効します。
Kling AIは、上位プランほどクレジット単価が下がります。Hailuo AIのProでは、Nano Banana Proなど一部の画像生成モデルが無制限になります。動画だけでなく画像も多く作るなら、Hailuo AIの上位プランも候補です。
日本語と支払い:画面とプロンプトの言語を確認
3つとも料金は米ドル建てです。カード払いの場合、円での請求額は為替やカード会社の手数料で変わります。支払い方法は3つとも料金ページで確認できなかったため、申し込み画面で確かめてください。
日本語対応は、Kling AIのiOSアプリが日本語表示に対応していることを確認できました。Web版の日本語表示や、日本語のプロンプトをどこまで正しく扱えるかは、3つとも公式ページで明示されていません。まず無料プランで、日本語のプロンプトを試してみるとよいでしょう。
解約と返金:途中解約で戻るかどうか
AI動画生成ツールは、返金の条件が厳しめです。Hailuo AIの公式FAQでは、いつでも解約できるものの、期間途中で解約しても支払済みの料金は返金されないと説明されています。
PixVerseのWeb版は一部返金に対応しておらず、未使用で有効期間内の場合のみ全額返金の対象です。クレジットパックは返金できません。Kling AIの返金ポリシーは公式サイトで要確認です。年払いは月払いより安くなりますが、まず月払いで試してから切り替えると安心です。
Kling AI:画質を重視したい人向け
Kling AIは、テキストや画像から高画質な動画を生成できるサービスです。Kling 4.0やKling 3.0 Omniなどのモデルを使え、モーションコントロール(動きを指定する機能)や音声付きの生成にも対応しています。iOSアプリは日本語表示に対応しています。
料金は米ドル建てです。有料プランでは1080p・4Kの動画生成と透かしの除去ができます。商用利用は料金ページで特典に挙げられていますが、利用規約に条件があります(よくある質問で説明します)。
- Standard(月660クレジット):月額 $6.60(年払い・初回 $79.20・月払いなら月額 $8.80)
- Pro(月3,000クレジット):月額 $24.42(年払い・初回 $293.04・月払いなら月額 $32.56)
- 実施中のキャンペーン:新規登録の初回割引
月払いは初月のみ割引価格で、2か月目以降は通常の月額になります。年払いは月払いより安く、自動更新です。Proでは、Kling 4.0の割引利用や新機能の優先利用も含まれます。
注意点は、無料プランのクレジット量が料金ページで確認できなかったことです。上位プランは個人には高額なので、まずStandardの月払いで試すのが現実的です。Android版とWeb版の日本語表示は公式サイトで確認してください。
Hailuo AI:複数のモデルを使い分けたい人向け
Hailuo AIは、中国MiniMaxが提供するAI動画生成サービスです。自社のMiniMax H3やHailuoモデルに加え、Veo 3.1やSora 2など他社のモデルも同じ画面で使えます。リップシンク(口の動きを音声に合わせる機能)や音楽生成などのツールもあります。
料金は米ドル建てで、年払いのほうが安くなります。
- Standard(月1,000クレジット):月額 $8.40(年払い・初回 $100.80・月払いなら月額 $14.99)
- Pro(月4,500クレジット):月額 $30.40(年払い・初回 $364.80・月払いなら月額 $54.99)
Standardでは透かしが除去され、Veo 3.1とSora 2を使えます。Proでは、Nano Banana Proなど一部の画像生成モデルが無制限になります。WebのほかiOS・Androidのアプリでも使えます。
注意点は2つです。無料プランは一度限りのトライアルクレジットで、毎月の付与はありません。また、期間途中で解約しても支払済みの料金は返金されません。日本語対応も公式ページで確認できなかったため、無料クレジットで画面とプロンプトを確かめてから契約しましょう。
PixVerse:無料枠で毎日少しずつ試したい人向け
PixVerseは、テキストや画像から短い動画を生成できるサービスです。SNS向けのショート動画やエフェクト動画を手軽に作りたい人に向いています。Web版とiOS・Androidのアプリがあります。
無料のBasicプランでも、初回60クレジットと毎日30クレジットが付与されます。有料プランは、30日ごとのクレジットに加えて毎日60クレジットが使えます。
- Standard(30日ごとに1,200クレジット・最大720p):月額 $8(年払い・初回 $96・月払いなら月額 $10)
- Pro(30日ごとに6,000クレジット・最大4K):月額 $24(年払い・初回 $288・月払いなら月額 $30)
- Premium(30日ごとに15,000クレジット・最大4K):月額 $48(年払い・初回 $576・月払いなら月額 $60)
Standardは透かしなしで書き出せますが、解像度は最大720pです。高画質で書き出したいならPro以上を選びます。料金は米ドル建て(Web版)で、年払いのほうが安くなります。
注意点は、毎日のクレジットが当日中に使わないと失効することです。返金は、未使用で有効期間内のサブスクリプションのみが対象で、クレジットパックは返金できません。日本語対応は公式ページで確認できませんでした。
よくある質問
無料だけでどこまで試せる?
継続して無料で試すなら、毎日クレジットがもらえるPixVerseが向いています。Hailuo AIは一度限りのトライアルクレジットで、Hailuoモデルのみを試せます。Kling AIは無料のBasicプランがありますが、付与量は公式サイトで確認してください。
作った動画を商用利用できる?
Kling AIは、料金ページで有料プランの特典として商用利用が挙げられています。ただし利用規約には、生成元の表示や、書面の許可なく出力を商用で使うことを制限する条項もあります。Hailuo AIとPixVerseの商用利用の条件は、今回確認した公式ページには明記されていませんでした。仕事で使う場合は、各サービスの利用規約を確認してください。
日本語のプロンプトは使える?
3つとも、日本語のプロンプトへの対応は公式ページで明示されていません。Kling AIはiOSアプリが日本語表示に対応しています。無料プランで日本語と英語のプロンプトを試し、結果を比べるのがおすすめです。
字幕入れやカット編集もしたい場合は?
AI動画生成ツールは、短い映像を作ることが中心です。台本からナレーション付きの動画を作ったり、字幕を入れたりしたい場合は、AI動画編集ツールの比較やショート動画・AI字幕ツールの比較も参考にしてください。
まとめ
AI動画生成ツールは、無料で試せる範囲、クレジットの失効、日本語対応、返金条件を確認して選ぶと失敗しにくくなります。
- 画質を重視したい:Kling AI
- 複数のモデルを1つのサービスで使い分けたい:Hailuo AI
- 無料枠で毎日少しずつ試したい:PixVerse
3つとも無料プランがあります。まず無料で同じプロンプトを試し、仕上がりを比べてから有料プランを選びましょう。画像の生成や編集もしたい人は、AI画像生成ツールの比較もあわせてどうぞ。