IDriveは、米国のIDriveが提供するクラウドバックアップサービスです。1つのアカウントで、Windows・Mac・LinuxのPCと、iPhone・iPad・Androidのデータをまとめてクラウドに保存できます。この記事は、家族の複数の端末をまとめて守りたく、英語のサービスでも使ってみたい人向けです。最初のバックアップまでの手順と、2年目以降の料金や解約の注意点を、公式FAQの情報をもとに解説します。
結論:IDriveはこんな人におすすめ
IDriveは、台数の多いPC・スマホのバックアップを1つの契約にまとめたい人に向いています。一方、公式サイトは英語のみで、日本語の案内はありません。
向いている人
- 家族のPCやスマホを、1つのアカウントでまとめてバックアップしたい人
- Windows・Mac・Linuxなど、OSの違うPCを使っている人
- まず無料で、少量のデータから試したい人
向いていない人
- 英語の画面や問い合わせに抵抗がある人
- 解約後もクラウドにデータを残しておきたい人(解約するとデータは削除されます)
IDriveとは
公式FAQによると、IDriveでは次のことができます。
- PCのバックアップ:デスクトップ、ドキュメント、ピクチャ、ビデオ、ミュージックのフォルダが初期設定で選ばれ、変更もできる
- スケジュール:毎日、または曜日を指定して自動でバックアップ
- 複数台の管理:同じアカウントでログインしたPCごとに、別々のフォルダでデータを保存
- スマホのバックアップ:連絡先、写真、動画、カレンダーを保存(iOSで復元できるのは写真と動画のみ)
- 保存先:クラウドへのOnline Backupのほか、外付けドライブへのLocal Backupにも対応
料金プランと選び方
プラン | 料金 | 内容 |
|---|---|---|
Basic | 無料 | 10GBまで、クレジットカード不要 |
IDrive Mini 100 GB(年額) | 月額 $0.25(年払い・初回 $3) | 1ユーザー・100GB |
IDrive Personal 5 TB(年額) | 月額 $6.99(年払い・初回 $83.88・月払いなら月額 $11.99) | 1ユーザー・複数台のPCとスマホを5TBまで |
IDrive Personal 5 TB(2年) | 月額 $7.49(2年・初回 $179.82) | 2年分の一括払い |
初年度割引(Limited time only)
- 大事な書類だけ守りたい:Basicか、小容量のMiniから始めます。
- 家族のPCやスマホをまとめて守りたい:Personalが候補です。
注意したいのは、2年目以降の料金です。料金ページによると、年額・2年プランの割引は新規登録の初年度だけで、2年目からは通常の料金になります。Personalの年額プランは、2年目から$119.88/年です。また、容量を超えると追加料金がかかります。
始め方(Windowsで最初のバックアップまで)
手順は、公式FAQ(Windows版)で確認できた範囲で紹介します。画面は英語です。
インストールとログイン
- Windows版のアプリをダウンロードしてインストールし、IDriveのアカウントを作成します。インストール後の再起動は不要です。
- ユーザー名とパスワードでログインします。初回ログインで独自の暗号化キー(private encryption key)を設定した場合は、別の端末でもそのキーの入力が必要です。忘れないよう保管しておきましょう。
最初のバックアップ
- 「Backup」画面で「Online Backup」を選びます。
- 初期設定で選ばれているフォルダを確認し、変更したい場合は「Modify」で選び直します。
- 「Backup Now」をクリックすると、すぐにバックアップが始まります。
自動バックアップの設定
- 「Scheduler」を開き、バックアップのセット(例:「DefaultBackupSet」)を選びます。
- 開始時刻を設定し、「Daily」または「Custom」で曜日を選びます。
- PCの電源が切れていた場合に備えて「Start the missed scheduled backup when the computer is turned on」も設定できます。
- 「Save Changes」をクリックします。
ファイルを復元する
「Restore」を開き、「Online Restore」を選んで、戻したいファイルやフォルダを選択し「Restore Now」をクリックします。新しいPCで復元するときは、登録メールに届く確認コードで端末を確認し、「Trust Device」をクリックします。
家族のPCを追加する場合は、それぞれのPCにIDriveを入れて同じアカウントでログインし、「Backup Now」を押します。
日本語で使うときのポイント
IDriveの公式サイトとFAQは英語のみで、日本語のページは確認できませんでした。アプリの日本語表示と、日本語のサポートの有無も今回は確認できていません。画面の英語表記は、上の手順の「」内の言葉を目印にしてください。
料金は米ドル建てです。支払いに使えるカードは、Mastercard、Visa、American Express、Discover、Diners Clubです。公式FAQでは、米国外の一部のカードは住所の確認で決済に失敗する場合があると案内されています。
解約・返金の方法
自動更新を止める
有料プランは自動で更新されます。公式FAQによると、次の手順で更新を止めます。
- ログインしてユーザー名をクリックします。
- 「My Account」タブの「Profile Details」を選びます。
- 「Cancel my auto-renewal」をクリックします。
この操作は、アカウント作成から15日後から行えます。期間の途中で解約したい場合は、サポートへの連絡が必要です。
返金の条件
利用規約では、アカウント作成から一定期間内に解約した場合に返金されると定められています。それ以降は、条件に応じて個別に日割りで判断されます。年額プランで自動更新を止めても、残りの期間分は返金されません。条件は利用規約と公式FAQで確認してください。
無料のBasicは、一定期間ログインがないとアカウントが停止される場合がある点にも注意が必要です。
IDriveと似たツール
- pCloud:買い切りのLifetimeプランがあるクラウドストレージ。日本語の公式ページもあります。
- AOMEI Backupper:Windowsのシステムやディスクを丸ごと保存できるバックアップソフト
- EaseUS Todo Backup:日本語サポートのあるWindows向けバックアップソフト
違いは、PCバックアップソフトの比較で詳しく比べています。
よくある質問
バックアップしたくないファイルを外せますか?
外せます。除外したファイルは選択画面で赤く表示されます。外した設定は「Settings」の「Exclusions」で管理できます。
外付けドライブにも保存できますか?
公式FAQでは、クラウドへのOnline Backupのほか、外付けドライブなどへのLocal Backupも選べると案内されています。ただし利用規約では、解約するとLocal BackupのデータにもIDriveからアクセスできなくなるとされています。
PCを買い替えたらどうすればいいですか?
新しいPCでログインすると、「Replace Existing Device」(古いPCと置き換える)か「Add New Device」(新しい端末として追加する)を選べます。
まとめ
IDriveは、家族の複数のPCとスマホを1つのアカウントでまとめてバックアップしたい人向けのサービスです。まずは無料のBasicで操作を確かめ、容量が足りなければPersonalを検討しましょう。2年目以降の料金と、解約するとクラウドのデータが削除される点は、申し込む前に確認しておくと安心です。
この記事で紹介したツール
IDrive
複数のPCとスマホをまとめて守るクラウドバックアップ
- 評価
- 料金
- 月額 $0.25〜無料プランあり初年度割引(Limited time only)
- 日本語
- 英語のみ
pCloud
買い切りプランも選べるスイスのクラウドストレージ
- 評価
- 料金
- 月額 $4.17〜無料プランあり
- 日本語
- 一部対応
AOMEI Backupper
無料版もあるWindows向けバックアップソフト
- 評価
- 料金
- 月額 ¥484〜無料プランあり
- 日本語
- 対応
EaseUS Todo Backup
Windowsをシステムごと保存できるバックアップソフト
- 評価
- 料金
- 月額 ¥989〜無料プランあり
- 日本語
- 対応