Immersive Translate(イマーシブトランスレート)は、ウェブページを原文と訳文を並べた対訳の形で表示できる翻訳ツールです。PDFやYouTubeの字幕、画像の翻訳にも対応し、無料プランでも主な機能を使えます。この記事では、拡張機能の入れ方から最初のページ翻訳、PDF翻訳までの手順と、料金プランの選び方を公式ドキュメントをもとに解説します。英語の記事や論文を日本語と見比べながら読みたい人向けです。
結論:Immersive Translateはこんな人におすすめ
Immersive Translateは、英語を「訳文だけ」でなく原文と見比べて読みたい人に向いています。無料プランから始められ、料金は日本円の税込表示なので、海外ツールの中では始めやすい部類です。
向いている人
- 英語のニュースや技術記事を、原文を確認しながら読みたい人
- 英語の論文PDFを、日本語訳と並べて読みたい人
- 海外のYouTube動画に、日本語と英語の字幕を同時に出したい人
向いていない人
- AIとの自由な会話や文章作成が主な目的の人(AIアシスタント型のツールが向く)
- 1日に大量のページを無料で翻訳したい人(無料プランは1日の上限あり)
Immersive Translateとは
Immersive Translateは、ブラウザの拡張機能やアプリとして動く翻訳ツールです。公式の説明では、次のことができます。
- ウェブページの対訳表示:段落ごとに原文の下へ訳文を表示する。訳文だけの表示にも切り替えられる。
- PDF翻訳:PDFを翻訳する。有料のPDF Proでは、スキャンしたPDFや数式の認識にも対応する。
- 動画字幕:YouTubeなどでバイリンガル字幕を表示する。
- マウスオーバー翻訳:Shiftキーを押しながら段落にカーソルを合わせると、その段落だけを訳す。
- 入力欄の翻訳:入力欄に書いた文章を翻訳する。
無料プランでは無料の翻訳サービスを使い、有料プランではDeepLやGPT、Claude、Geminiなどの翻訳モデルを選べます。
料金プランと選び方
料金は日本円・税込表示で、年払いと月払いを選べます。3日間無料体験(年払い)。返金は月払いが初回購入から24時間以内、年払いが72時間以内に申請でき、利用状況により判断される。
プラン | 料金 | 主な内容 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
無料プラン | 無料 | ウェブページ・PDF・画像の翻訳、YouTubeバイリンガル字幕(1日の上限あり) | 普段の記事を読む人 |
Proプラン | 月額 ¥1,080(年払い・初回 ¥12,960・月払いなら月額 ¥1,380) | 高精度翻訳モデル月2,000万トークン、PDF Pro、漫画・画像翻訳 | 論文PDFや専門的な文章を訳す人 |
Maxプラン | 月額 ¥2,980(年払い・初回 ¥35,760・月払いなら月額 ¥3,980) | 最上位モデル月200万トークン、高精度モデル月5,000万トークン | 上位モデルの訳質を重視する人 |
選び方の目安は、何を訳すかです。ウェブ記事を読むだけなら無料プランで十分な場合があります。スキャンしたPDFや数式を含む論文を訳したい場合は、PDF Proを使えるProプラン以上が必要です。年払いの無料体験は、終了前に解約しないと自動で課金される点に注意しましょう。
始め方(インストールから最初の翻訳まで)
公式ドキュメントで確認できた手順を紹介します。画面の文言はドキュメントの日本語表記のまま示します。
拡張機能を入れる
- Chromeなら Chrome ウェブストア、Edgeなら Edge アドオンストア、Firefoxなら Firefox アドオンストアから追加します。
- SafariやiPhoneで使う場合は、App Storeからアプリを入れ、Safariの拡張機能管理で有効にします。権限は「すべてのウェブサイトに常にアクセスを許可する」を選びます。
- Androidでは、拡張機能が最初から入った専用ブラウザを使う方法と、拡張機能に対応した他のブラウザに追加する方法が案内されています。
ウェブページを翻訳する
- 翻訳したいページを開きます。
- ブラウザ右上の拡張機能アイコンから翻訳を選びます。ページ右側のショートカットアイコンや、右クリックメニューの「ページを翻訳する/元のテキストを表示する」でも翻訳できます。
- キーボードでは「Alt+A」で翻訳と原文表示を切り替えます。メイン部分だけでなくページ全体を訳すときは「Alt+W」を使います。
- 原文を隠したいときは、拡張機能アイコンから「もっと」→「翻訳のみモードに切り替え」を選びます。
ショートカットが他のアプリとぶつかる場合は、設定の「インターフェース設定」→「ショートカットキー管理」で変更できます。
PDFを翻訳する
- ブラウザで開いたPDFなら、拡張機能アイコンから「このファイルを翻訳」を選びます。
- パソコン内のPDFなら、拡張機能アイコンから「その他」→「ローカル PDF ファイルを翻訳」を選び、開いたページの右上からファイルをアップロードします。
公式ドキュメントによると、無料版はスキャンしていない通常のPDFのみに対応します。段組みのある文書は1段に並べ替えて表示されます。
日本語で使うときのポイント
公式サイト、料金ページ、ドキュメントは日本語で表示されます。料金は日本円の税込表示のため、ドル建てのツールのように為替で請求額が変わる心配は小さめです。対応する支払い方法は公式で確認できませんでした。
1アカウントで同時に使えるのは8台までで、台数はブラウザ単位で数えます。料金ページのFAQによると、上限を超えると最初にログインした端末がログアウトされます。
解約・返金の方法
料金ページのFAQによると、解約は個人ページで「請求書」を開き、「プランのキャンセル」を押します。無料体験中に解約すれば料金はかかりません。
返金は、月払いと年払いのそれぞれで初回購入からの申請期限が決まっており、理由を添えて申請します。翻訳サービスを多く使っている場合は対象外です。期限が短いため、購入後すぐに使い勝手を確かめましょう。現在の条件は次のとおりです。3日間無料体験(年払い)。返金は月払いが初回購入から24時間以内、年払いが72時間以内に申請でき、利用状況により判断される。
Immersive Translateと似たツール
翻訳に加えてAIとの会話や文章作成もしたい場合は、MonicaやSiderが候補になります。3つの違いはAIブラウザ拡張機能の比較にまとめています。
英語論文を書く側の支援が必要なら、Paperpalの使い方もあわせてご覧ください。
よくある質問
自動翻訳をオフにできる?
できます。公式FAQに自動翻訳をオフにする方法の項目があります。特定のサイトで勝手に翻訳されるのが気になる場合は、FAQの手順を確認してください。
スキャンしたPDFは無料で訳せる?
無料版では訳せません。公式ドキュメントでは、スキャンしたPDFや数式の認識はPDF Proの機能とされています。
一部の段落だけ訳したい
マウスオーバー翻訳を使います。拡張機能のパネルで有効にしてから、Shiftキーを押しながら段落にカーソルを合わせると、その段落だけが訳されます。
まとめ
Immersive Translateは、原文と訳文を並べて読める翻訳ツールです。拡張機能を入れて「Alt+A」を押すだけで、英語のページを対訳で表示できます。
まずは無料プランで普段読む記事を訳してみて、論文PDFや上位モデルの訳質が必要になったらProプラン以上を検討するとよいでしょう。