tl;dv(ティーエルディーブイ)は、Zoom・Google Meet・Microsoft Teamsの会議を録画・文字起こしし、AIが要約や決定事項をまとめる会議ツールです。無料プランでも録画と文字起こしを使え、30以上の言語に対応します。この記事では、カレンダー連携から最初の録画までの手順と、無料プランでどこまで使えるかを公式ヘルプをもとに解説します。オンライン会議の記録を無料から始めたい人向けです。
結論:tl;dvはこんな人におすすめ
tl;dvは、オンライン会議の録画と文字起こしを、まず無料で試したい人に向いています。ただし、無料プランのAIメモや保存期間には上限があり、継続的に議事録を作るならProが前提です。
向いている人
- Google MeetやZoomの会議を録画し、あとから見返したい人
- AIが作る要点やタスクのメモを、議事録の下書きに使いたい人
- 日本語の画面で操作したい人(アプリの表示言語に日本語がある)
向いていない人
- 録画を長期間保存したいが、有料プランは使わない人(無料は保存3か月まで)
- 3時間を超える会議を1回で録画したい人(どのプランでも1回最長3時間)
- 大人数のチームで費用を抑えたい人(1席ごとの料金)
tl;dvとは
tl;dvは、オンライン会議にボットを参加させて録画・文字起こしを行うツールです。公式の説明では、次のことができます。
- 録画と文字起こし:Zoom・Google Meet・Teamsの会議を記録する。30以上の言語に対応。
- AIメモ:会議の要点、決定事項、タスクを自動でまとめる。
- Ask AI:過去の会議の内容をAIに質問する。
- 連携:MCP・API・Webhookのほか、CRMなど他ツールと連携する。
録画の方法は、Chrome拡張、デスクトップアプリ、Webのホーム画面から選べます。公式ヘルプによると、どのプランでも1回の会議の録画は最長3時間です。
料金プランと選び方
料金は1席(ユーザー)単位で、年払いと月払いを選べます。日本からアクセスすると日本円で表示されます。有料機能の無料トライアルあり
プラン | 料金 | 主な内容 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
Free | 無料 | 録画・文字起こし無制限、AIメモ付き会議10回、Ask AI 10回、保存は最長3か月 | まず試したい人 |
Pro | 月額 ¥3,080(年払い・初回 ¥36,960・月払いなら月額 ¥4,980) | AIメモ無制限、多言語会議、カスタムテンプレート、フォローアップメールの下書き | 議事録を継続的に作る人 |
選び方の目安は、AIメモをどれだけ使うかです。公式ヘルプによると、無料プランのAIメモは最初の10回の会議だけが全体を対象にし、その後は各会議の最初の10分だけになります。この上限は毎月戻らず、アカウント全体で数えます。会議の要約を日常的に使うならProを検討しましょう。
始め方(登録から最初の録画まで)
公式ヘルプで確認できた手順を紹介します。画面の文言は英語のまま示します。
カレンダーを連携して自動録画を設定する
- GoogleアカウントかMicrosoftアカウントでtl;dvにログインします。公式ヘルプによると、ログインに使ったアカウントのカレンダー(GoogleカレンダーかOutlook)が自動で連携されます。
- 自動で録画したい場合は、設定(preferences)で自動録画をオンにします。
- 対象を「All meetings」「Internal meetings」「External meetings」から選びます。
Google Meetの会議を録画する
- tl;dvのChrome拡張を入れます。Google Meetの操作ボタンの横にtl;dvのボタンが出ます。
- 会議中にtl;dvのボタンを押すと、ボットが参加して録画が始まります。
- 拡張機能を使わない場合は、tl;dvのホーム画面左上の「Record now」を押し、会議のURLを入力します。
Zoomの会議を録画する
- tl;dvのデスクトップアプリを入れます。
- Zoomの会議を開いた状態で、Macのメニューバーまたはタスクトレイのtl;dvアイコンを押します。
- 「Start recording」を押すと、ボットが会議に参加します。
自動録画をオンにしていても、ボットは入室の許可を求めます。主催者が許可しないと録画されません。Google Meetで「Deny」しか表示されない場合は、ボットの横の「⋯」から「Admit」を選びます。
日本語で使うときのポイント
tl;dvには日本語の公式サイトがあり、料金も日本円で表示されます。公式ヘルプによると、アプリの表示言語は設定(Preferences)で変えられ、日本語を選べます。文字起こしの言語を変える方法は、公式ヘルプの別記事で案内されています。日本語の文字起こしの精度は、公式情報で確認できませんでした。
円表示の料金が税込か税抜か、対応する支払い方法は公式で確認できませんでした。解約手続きは決済サービス(Stripe)の画面で行います。
会議を録画するときは、事前に参加者へ伝え、同意を得てから始めましょう。ボットが入室を求める仕組みでも、それだけで全員の同意を得たことにはなりません。社外の人が参加する会議では、相手の会社のルールにも配慮が必要です。
解約・返金の方法
公式ヘルプによると、Proの解約は次の手順です。
- 設定の「Account & Billing」ページを開きます。
- 「Manage subscription」を押します。
- 決済サービス(Stripe)の画面に移るので、「Cancel plan」を押します。
返金の条件や、解約後のデータの扱いは公式ヘルプの解約記事には書かれていませんでした。不明な点は、ヘルプページ右下のチャットからサポートに問い合わせできます。
tl;dvと似たツール
日本語の会議を中心に記録したいなら、日本語サイトと日本円の料金で使えるNottaが候補です。英語を含む会議を自動で記録したいならFireflies.ai、話して文章を入力したいならWispr Flowが向いています。4つの違いはAI議事録ツールの比較にまとめています。
使い方はNottaの使い方、Fireflies.aiの使い方、Wispr Flowの使い方でも解説しています。
よくある質問
無料プランの録画はいつ消える?
公式ヘルプによると、無料プランの録画は3か月保存され、削除の4週間前に通知があります。録画は3日後にアーカイブに移り、動画を見るにはアーカイブの解除が必要です。文字起こしとメモはそのまま見られます。
会議が重なったら両方録画できる?
無料プランではできません。公式ヘルプでは、同時または時間が重なる会議は録画できないとされています。
録音ファイルをあとから文字起こしできる?
できます。無料プランでは、手動でアップロードしたファイルの文字起こしを5回まで使えます。
まとめ
tl;dvは、オンライン会議の録画と文字起こしを無料から始められるツールです。GoogleかMicrosoftのアカウントでログインすればカレンダーが連携され、自動録画も設定できます。
無料プランのAIメモは10回の会議までのため、要約を日常的に使うならProを検討しましょう。録画の前には、参加者の同意を必ず得てください。